軽費老人ホームとは何ぞや??

利用料が7万円/月!? 認知度が極めて低い【軽費老人ホーム】を楽しく紹介します。

おトクな施設? 軽費老人ホームってどんなところ?

はじめまして。こんにちは! たけちゃんマンです。

 

介護福祉士として高齢者の方達の人生のお供をさせて頂いて18年。

僕の経験や知識が誰かの役に立つと思い、ブログで発信をしてみようと思います。

 

さて、少子高齢化が加速している今日の日本。

”おじいちゃんおばあちゃんが増えて、こどもが増えない” これ本当に超深刻な事態です。

年金やら皆保険やら...課題をあげればキリがないですよね。

と、このブログはここらへんの真面目な記事を書くことが目的ではありません。

(そもそも難しすぎてキチンと理解しきれてません^^; )

 

このブログの目的は、老人ホームのことをもっと身近に感じてもらうことです。

...こう書くと伝わりにくいですね。

端的にいうと『老人ホームのことをもっと楽しく知ってほしい』と、こうなります。

とはいえ、老人ホームの種類も多いし僕の知識も限定的だったりするので、軽費老人ホームに特化して書いていこうと思います。

というのも、僕は軽費老人ホーム11年間も勤め上げた実績があるからです。

 

軽費老人ホーム?聞いたことあるような?ないような?」と首をかしげる方、そのリアクションで大正解です。

なぜなら、地域包括のケアマネジャーの方ですら、きちんと認識されてないこともある程です^^;

 

それでは軽費老人ホームをざっくりとひも解いてみましょう。

軽費→これは読んで字のごとく”費用が軽い”

老人ホーム→”老人が生活する場所”

合わせて、”老人が安い費用で生活することができる場所”となります。

そのまんまですね。

※たまに”経”費老人ホームと誤字るソーシャルワーカーの方もいますが、お経っぽくなったりするのでお間違えのないようお願い申し上げますm(__)m

 

軽費老人ホームは公的施設なので、国や自治体の助成があります。

なので入居される方の自己負担を安く抑えることができます。

「じゃあ、毎月どれくらいかかるの?」となりますよね。

ざっくりとお答えしますと、67,000円~170,000円程です。

これだけ見ると、「お部屋のグレードで料金が変わるのかな? 17万のお部屋なんてきっとスイートルームのようなところで、食事もフランス料理なんかが出たりするのかしら?」となりますよね。

実際にこのように考えられた方もいらっしゃいました^^;

 

ところがどっこい、お部屋のグレードも食事もサービスもいっさい変わりません。

では、どうしてこのような価格差が発生するのか?

その答えは...前年度の収入に応じて料金が変わるからです。

たとえば、前年度の収入が150,000円以下なら今年度の利用料は67,000円といった具合です。

ちなみに、利用料上限の170,000円の対象となる収入は3,400,001円以上です。

「現役並みの収入だと、あまり助成しませんよ。」といったところでしょうか。

賛否両論ありそうな制度ですね^^;

月に17万円も払えばそれなりにリッチな施設に入りたいでしょうし、軽費に入居されている多くの方の利用料は下限の67,000円程です。

 

さて、この利用料に含まれるものは以下の通りです。

  • 居室代
  • 食事代
  • 職員の安否確認や健康観察
  • 共用設備利用(トイレ・お風呂など)
  • 施設の行事やレクリエーション

などなど。

逆に別途料金が発生するものは...

  • 電気代(実費)
  • 介護サービス利用料
  • 日用品費など

何ともわかりにくいので、入居希望の方やご家族が「それはわかりやすい」と言ってくださる一言説明がコチラ↓

「職員が常駐する食事付きアパートのようなものです。」

軽費老人ホームB型というのもあり、このタイプは食事は出ません。本当のアパートのようなものです。施設数はかなり少ないので頭の片隅にでも置いておくと大丈夫です。

 

「食事が付いてこの料金は安い!」と感じて頂けた方も多いかと思います。

さすがは”軽費”の名の通りですね^^

 

しかし、誰でも入居できるわけではありません。

入居できる条件が、やはりあります。

  • 日常生活が自立している60歳以上の方
  • 身元保証人がいる方

この”日常生活が自立”がクセ者です。

というのも、どれくらい自立しているかを判断するのが面接をした相談員または施設長、施設によっては介護職員というところもあるかもしれません。

認知症もなく、洗濯や掃除など身の回りのことをすべて行えるような方を対象にすることもあれば...

要介護3で、重度の認知症精神疾患をお持ちの方もOKとすることもあります。

こればかりは施設や職員によって考え方や捉え方にバラつきがあるかもしれません。

 

ちなみに僕の施設は、どちらかといえば後者の方です。

やはり公的施設というのもありますし、「困っている方の多くの声にできる限り寄り添いたい」という方針です。

 

さて、超ザックリと軽費老人ホームのことをご紹介させて頂きましたが、ボンヤリとどのような施設かはご理解頂けたでしょうか?

最初の方にも書きましたが、このブログの目的は『老人ホームのことをもっと楽しく知ってほしい』です。

今回は初めてということもあり、手探りで記事を書いてみました。

構成もなく拙い文章だったかもしれませんが、少しでも楽しく読めるように頑張ります!

最後までお読み頂きありがとうございました。

感謝で胸いっぱいですm(_ _)m

あとぜき